弊社ではセーフティーとセキュリティーの両面からコンサルティングとソリューションをご提案しています。
火災予知予防
火災予知予防とは?
通常は日本の消防法によって消防用設備が義務付けられています。煙検知器、スプリンクラー、自動火災報知器等が代表例です。ところがこれらはあくまでも火災が起きてからの設備です。下の図からお分かりのように発煙があってから対処することになります。火災を未然に防ぐにはもっと早い段階で異変を検知しなければなりません。
異変が検知された段階で速やかなアクションを取ることによって重要な資産を尊い命は勿論のこと、顧客の信頼を失うことを防ぐことが出来ます。
データセンター環境における二つの超高感度煙検知器の使用環境
火災予知をする上でデータセンターは設備環境やオペレーションの観点からも対象となる設備によって監視システムが異なります。下の図からも分かるように所謂「超高感度煙検知器」も火災報知設備と連携されている場合とBMS(ビル管理システム)やDCIM(データセンター・インフラ管理システム)と連携される場合があります。
リチウムイオン電池火災
クリティカルインフラの環境において重要な蓄電池としてリチウム電池があります。特にUPS(無停電電源装置)においてはバッテリー市場の伸びとともに増加しています。一方で火災についても増加傾向にあり、火災のリスクが懸念されます。
下の図は最近のリチウム電池関連による火災件数を表しており、昨今では工場や半導体製造工場、データセンター、バイオマス発電所、スマート倉庫等に広がっています。
一旦火災が起きると消化が非常に難しいリチウムイオン電池はその取り扱いに十分注意しなければなりません。しかし一旦起きたらどうすれば良いでしょうか? 言うまでもなく、出来るだけ早期に検知して消化や避難のアクションが必要です。
リチウムイオン電池が発火する直前には極低濃度の可燃性ガス(オフガス)を発生します。熱暴走が発生する前に検知出来れば火災を防ぐことが出来るかもしれません。 左の図は過電流によるリチウムバッテリーが故障した際に発生するオフガスを検知することを表しています。
物理的セキュリティ製品&ソリューション
データセキュリティと並んで物理的なセキュリティはクリティカルインフラにおいては大変重要な必須要件となっています。世界的にみると安全と言われる日本ですが、昨今では高齢者による車の誤操作、国際テロ、敵対意識を持った不審者、郊外における小動物の侵入等々が増加傾向にあります。特にデータセンター、電力発電・蓄電施設、再生エネルギー貯蔵施設、バイオマス発電、原発、防衛施設、空港、港湾施設、鉄道、病院、金融機関、等がその例です。
それでは物理的セキュリティを担保するためにはどんなソリューションがあるでしょうか?
下記は主な製品とシステムです。
- 乗り越え防止フェンス・ゲート
- 敵対車両侵入防止フェンス・ゲート
- ボラード
- 入門ゲート
- アクセスコントロールシステム(入退出管理システム)
- 監視カメラ
- 煙・熱検知システム
- 消化設備
特にデータセンターでは世界的な標準や認証制度に合致している製品を採用する傾向にあり、現状では日本にそのような規格や標準も認証機関もありません。弊社ではそのようなご相談にも応じますので何なりとご相談ください。